フィリピンの電力事情

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一般的なフィリピン人の平均月収は約1万ペソ(2万円〜2万3千円)くらいだ。

日本の1/5〜1/10くらいだろう。

なので、当然物価も安い。

 

ローカルなところで外食すれば、一食90円くらい。

チープなハンバーガーショップでは約50円でBuy1 Take1(1個買うともう1つおまけ)なので、2つ買える。

ミネラルウォーターは約30円。

米は5kgで600円ほど。

床屋も安く、100円ほどでヘアカットができる。

 

しかし、全く安くないものも存在する。

粉ミルク、紙おむつは日本と同じくらいの値段。

中でも特に高いと感じるのが電気代だ。

 

現在私が住んでいるのはフィリピンでも田舎のロハス市というところ。

3LDKの一軒家を借りているが、家賃は約9千円と安い。

しかし、電気代も同じく9千円かかっている。

日本で家賃9万円で、電気代も9万円なんてあり得ない。

セブ留学中の寮でも、電気代1千円以上かかった場合は実費請求となっており、特にエアコンを使うと高額請求になる。

 

公共料金が高いのは途上国の典型的な特徴だ。

仕事のない国民が多く、税金が取れない分、公共料金でせしめて、役人の賄賂になっている。

 

こんな高い電気代であるが、サービスは最低だ。

月に1度は計画停電がある。

常夏の国の停電は最悪だ。

エアコンはもちろん扇風機が使えない。

くそ暑い中で扇風機が使えないのはかなりしんどい。

 

英語で停電は「Black Out」と言うが、フィリピンでは「Brown Out」と言う。

セブの英語ティーチャーに聞いたら、一部地域の計画停電で、全域が停電ではないから「ブラウン」なんだと言う。

しかし、市全域が停電になっても「ブラウン アウト」と言っていた。

自分の肌が黒いのを嫌うフィリピン人はブラックと言う言葉も使いたくないのかも知れない。

 

もう一つ電気で注意が必要なのはカミナリだ。

雨季にはスコールが頻繁に発生し、短時間にとてつもない大雨が降る。大抵は雷を伴う。

セブにいた時、すぐ近くで雷が落ちたような、すごい音がした日があった。

その翌日にノートパソコンを外で使おうと、電源ケーブルを抜いたところ、PCの電源が落ちてしまった。

電源ケーブルを繋げば大丈夫だが、抜くと落ちる。

 

前日の雷時に電源ケーブルを差したままだったので、雷の影響でバッテリーが壊れてしまったのだ。。

聞いたところによると、雷対策となる変圧調整器のようなものがないので、雷時は全ての電源ケーブルを抜くべきだそうだ。

いろいろと日本とは勝手の違うフィリピン。

雷の日は要注意だ。

 

 

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