フィリピンのインターネット環境は恐ろしく遅い。
国営企業だったのが民営化された「PLDT」と、新興企業とも言える「Globe」のほぼ2社で独占されており、高い料金をむさぼり、品質は全く改善されない。
日本では通信速度が100MBや200MBが今までの主流で、最近は1000MB(1GB)まで登場してきた。
では、フィリピンの通信速度はというと、、、
これはGlobeの料金プラン表である。
何と、2MB!
200MBでは無い、20MBでも無い。2MBである。。
一番高額プランでも15MB。。
料金は最低の2MBで月々1099ペソ、約2500円。
15MBプランで月々3999ペソ、約9000円である!
もちろんPLDTの料金もさほど変わらない。
日本では1000MBが月々5000円ほどで利用できるのと比較すると、いかにチンケな回線速度でボッタクってるのかがよくわかる。
電気と同じで、途上国のインフラは本当にひどいものだ。。
そんな中、先日ドテルテ大統領がネット環境の改善に新規企業の参入を促した。
が、しかし。
それはチャイナ企業を誘致するという内容だった。。
これはさすがにやばい。
チャイナ企業は通常の営利企業では無い。
国策(侵略)の意図を持っている。
チャイナPCメーカーのLenovoのパソコンでタイプした全情報が収集されていたという情報が出たのは3、4年前だ。
それが明るみに出てもLenovoはそれがどうしたと開き直っている始末。
そんな国の光回線企業やプロバイダを招致などしたら、もはや国家機密はダダ漏れとなるだろう。
ドテルテの真意は、自国の通信企業に「改善しろ」と発破をかける意図であると思いたい。。
しかし、遅すぎるフィリピンの通信回線。
日本企業は人が良すぎて騙されやすい側面があるが、KDDIあたりが乗り出してくれないものだろうか。。