セブ島での韓国人

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韓国関連の話しばかりで恐縮だが、セブ島や留学先の学校内は韓国人が多いので、どうしてもそういった傾向になってしまう。

少し物騒な話しになるが、ここ数年、毎年フィリピンで複数の韓国人が殺人の被害に遭っているというニュースを目にする。

ネットでは、「やはり韓国人はフィリピンでも嫌われ、迷惑をかけていて殺されているんだろう」などの書き込みが多い。

「嫌われ、迷惑をかけている」のは同意するが、それが理由で殺害されているという訳でもないと思う。

実際に、日本人の被害者も出ている。

結局のところ、フィリピンには韓国人が多いので、日本人被害者よりも韓国人被害者が多いというだけで、迷惑をかけているかいないかに関わらず、お金になればヤツらは簡単に人を殺す。

なので、日本人でも注意が必要だ。

注意と言っても、タクシーの信号待ちで横に並ばれたバイクから突然ズドンとやられたら注意のしようも無いのだが。。

 

韓国人のスキューバーダイビング

そのような犯罪被害で命を落とす韓国人も多いのだが、実はもっと多いセブでの死亡例はスキューバーダイビングの事故だ。

前回書いたように、そもそも韓国人で泳げるのは少ない。

しかし、せっかく南国リゾードに来たからと、セブでダイビングをする韓国人留学生が多いのだ。

泳げないんだし、体験ダイビング程度にしておけば良いものを、本格的にライセンスを取りにいったりする。

そんな需要を見越して、韓国人経営のダイビングショップも多く、値段も日本人経営のショップと比べて安い。

 

私もスキューバーダイビングをするひとり。

本格的ではなく、リゾート地に行ったときにやる程度であるが、一応アドバンスという資格を持っている。

なので、ダイビングスポットの多いセブでの留学中には、何度かダイビングに行こうと計画していた。

私が留学に行って1か月ちょっと過ぎた頃だった。

その週末の土日はダイビングに行こうと思い、何人かの日本人に声をかけて日本人経営のダイビングショップへ行くことにした。

同じ週末に韓国人たちもダイビングへ行くとのことで、韓国人の女のコから一緒にいかないかと誘われた。

聞くと、韓国人ショップの方が日本人ショップより2割くらい安い。

しかし、私と一緒に行くうちの2人は初めて。安全第一ということもあり、インストラクターの言葉が正しく理解できる日本人経営のショップへ行くことにした。

 

韓国人たちは全くの初心者ながら、先週末に最初のライセンスとなる『オープンウォーター』を取得し、この週末に次の『アドバンス』を取得するのだと言う。

私は最初に体験ダイビングをし、その後にオープンウォーターを取得して、何度かダイビングを楽しんだ後に、次のステップとしてアドバンスを取得したが、彼らは一気にアドバンスまで取得するらしい。

楽しむよりも資格を取りに行く。何事にもストイックさを追及する彼ららしいやり方だと思った。

しかし、前回書いた通り、韓国人で泳げる人は少ない。。

 

私たちは土日の二日連続でダイビングを堪能し、日曜日の夜に寮へ帰ったところ、先日ダイビングへ誘ってきた韓国人の女の子とばったり会った。

無事にライセンスを取れたか聞いたところ、一度何か言いかけた後、泣き出しそうな顔になり「後で説明しますっ!泣」と言って走り去ってしまった。

試験に落ちたのか? それってそんなに感傷的になることか?

と、腑に落ちなかったが、触れない方がいいだろうと思って、そのまま翌日を迎えた。

 

月曜日の最初のクラスでフィリピン人の先生から「デイビッドが亡くなったねー。」みたいに軽く話を振られた。

「デイビッド??」 誰だそれ?

他人事風だったので、フィリピン人のタレントか何かかと聞いた。

彼女はこの学校の生徒のデイビッドだと言う。

「は??」 あまりに軽く言われたので、しばし思考停止に陥った。

「韓国人のデイビッドだよ。スキューバダイビングに行って事故で亡くなったんだよ。」と。

!!!

たしかに例の韓国人ダイビンググループの中にデイビッドというのが居た。

私はあまり親しい間柄ではなく、すれ違いざまに挨拶するくらいだったのですぐに分からなかった。

まだ歳は20歳。。

びっくりしていたところ、校長から全日本人生徒に呼び出しがかかり、事情説明があった。

 

アドバンスライセンスの試験で、『ディープダイブ』というのがある。

40mまで潜る試験なのだが、彼はその潜水中にパニックになり、口にあてるレギュレターを外し、制止するインストラクターを振り切って、海面に向けて泳ぎだしたとのこと。

40m近くまで潜っているのだから、水面まで息が持つわけがない。。

インストラクターが途中で力尽きた彼を海面まで引き上げたらしいが、もう遅かったとのことだった。。

『泳げない=水に慣れていない』人が数回のダイビングで一気に40mダイブするのに無理がある。。

その日は彼の葬儀となり、彼の家族も韓国からやってきた。

こんな身近で、しかも20歳と若い彼の死にいたたまれない気持ちになった。

 

その後、日本人ショップのインストラクターから実は韓国人留学生のダイビング死亡事故が多いと教えてもらった。

その前の月も2人の留学生の死亡事故があり、私が滞在していた8ヵ月間で、6・7人のダイビング死亡事故を耳にした。

すべて韓国人であり、日本人は1人もいない。

毎年10人前後の犠牲者が出ていると思われる。

日本人が海外で同じような事故に遭えば必ず報道されるはずだ。実際にオーストラリアでのダイビング死亡事故のニュースを見たことがある。

韓国でも報道されているのかと思いきや、留学に来た韓国人に聞くとそんな情報を全く知らない。おそらく韓国では報道されていないのではないか??

フィリピンでの韓国人の語学留学性は多い。一大ビジネスだ。悪評がたってしまうのを恐れているのではないかと勘繰ってしまう。

 

日本人でそんな無茶をする人はいないと思うが、安全に楽しい留学生活を送ってほしい。特に韓国人経営のダイビングショップへ行ってはいけない。。

 

 

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