セブの虫G情

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「セブ島留学」と聞くと、南国リゾートを満喫しながら英語学習ができるというイメージを持つ。

しかし、いわゆる「セブ島」と「セブシティ」は違う。

私が留学した学校を含め、セブの多くの語学留学先はセブシティにある。

セブシティは海とはかけ離れた場所にあり、排気ガスが立ち込める、路上生活者の多い、ただの不衛生な街である。

私の留学先にもたまに勘違いした女子がやってきていた。

南国リゾート気分さながらのフリフリな服装と麦わら帽子。

授業の合間に白いビーチでトロピカルジュースを飲みながら英語学習ができると思っていたらしい。

しかし、そんな甘い幻想も最初のオリエンテーションで覆される。

 

オリエンでは、外出時の強盗・ひったくり対策として

・携帯・スマホは隠して使わないように。

・派手な服装は避け、現地の人と同じような服装に。

・大金は持ち歩かない。

・貴金属は身につけない。

・ストリートチルドレン達がひったくりをしてくるので注意する。

などと、南国リゾートとはかけ離れた注意事項を言い渡される。

過酷な現実を突きつけられる瞬間だ。

危険なセブの歩道

更に私として注意を促したいのが、

・下を向いて歩こう。

ということだ。

これには二つの理由がある。

1つは、歩道上に突然現れる大きな穴の存在だ。

マンホールの蓋が開いているような状態である。

現地のフィリピン人たちからでさえ「おしゃべりしながら歩いていて、突然落ちた。足を骨折した。」などの経験談をよく耳にする。

フィリピン人のすごいところは、それを笑い話として話すところだ。

陽気な彼らに苦情を言うという発想はない。

いや、苦情を言うにも役所で散々待たされたあげく、何の改善もされないから諦めているのだろう。

私もSMというショッピングモールの前の歩道で一度落ちかけた経験がある。

 

そして、2つ目のの理由は、常夏の国ならではの害虫の問題。

Gがチョロチョロしている。

特に夜間は下に注意して歩かないと踏みつけてしまうレベルだ。

靴を履いていればまだいいが、私を含め殆どの人はビーサンなので、素足に接触するのではと危惧する。

踏みつけたくなければ、下を向いて歩こう。

 

更に厄介なのは、フィリピンのGは人を噛む。

赤ちゃんが寝ている時に顔を噛まれて死亡する事故もあるらしい。。

最初は信じられなかったが、何と私も就寝中に噛まれてしまった。

噛まれた時は気づかなかったが、朝起きてしばらくしたら右足の膝から下がブクブクと膨らんできた。

痛みはなかったので、放っておいたら、尋常じゃないくらい膝から下がブクブクになった。

フィリピン人からはGに噛まれたんだろうと言われたが、記憶がないし、部屋でGを見たことがなかった。

しかし、その夜に部屋のトイレに入ったところ、小ぶりのGが20匹ほど洗面台の下の壁に張り付いていた。。。

ハイナコ!!

 

翌日に清掃スタッフに駆除してもらったが、スタッフ曰く、前日に大雨が降ったから出てきたんだろうとのこと。

そして、膨れた足を引きづり病院で診察してもらったところ、Gに噛まれた典型的な症状と言われ、抗生物質をもらった。

腫れが完全に治るまで1ヶ月ほどかかった。。。

 

フィリピンのGは生理的に受け付けないだけではなく、実害があるので気をつけよう。

 

 

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